合気道でよく使う専門用語を掲載します
吾勝(あがつ)
己の我執我欲を克服してすなわち己に打ち勝つべき信条のこと
当身(あてみ)
人体には、その部位に衝撃を受けると、苦痛が激しく、あるいは損傷し、場合によつては生命にかかわるような生理的弱点がありこれを「急所」と呼んでいる。この急所を打ち、突き、蹴るなどして神経の中枢または末端に衝撃を与え、生理的機能を一時阻害して、相手の気勢をくじいたり、体勢をくずしたりして、その攻撃力や抵抗力を抑圧するのが当身である。
天之鳥船の行(あまのとりぶねのぎょう)
船漕ぎ運動のこと、両手を櫓を漕ぐように握り、体を前に倒し、また後ろに反り、腰を中心に体の重心をとり、手“足“腰が前後に動き、体が崩れないようにする。同時にいつも気を臍下丹田の一点に集めて、心の乱れや動揺をしずめる修行で動きの中で物理的、生理的、心理的な安定を鍛錬するのが特徴です。
入身一足(いりみいつそく)
攻撃してくる相手に対して、半身からすばやく踏みこんで相手の死角にはいること
受身三年(うけみさんねん)
「受身の上達は技法の上達」とか「受身三年」とかさまざまな言葉で受身の重要性が強調されています。受身というものは自分の体が崩れてついに地面に倒れようとする時、どうやって地面から受ける衝撃から自分の主体性を保持して、しかも相手に倒された力の方向をうまく利用しながらも勢いに従つて地面の抵抗を避けようとするものである。この受身は後方、前方、側方と倒れるあらゆる方向、あらゆる場合に対処することができるようになっていなければならない。
円転の理(えんてんのり)
自分をしっかりした中心において自在に自然に動くことこれが合気道のさばきの原点です。しっかりした中心があって、体を自在に移動させるのだから、体が移動する線は、円を描きます。これを円転の理といいます。
懸かり稽古(かかりげいこ)
一人の取りに、次々と受け変わつて懸かつて行く稽古法
合蹠運動(がっせきうんどう)
足の裏を付けて膝を上下に動かす運動
勝速日(かつはやび)
実践の場においてはいっさいの遅疑途巡することなく―瞬にして相手を制すべき機先の動のこと
言霊(ことだま)
開祖はみずからが修行する合気の道の心性的な画を究めるため、「吉事記」に基づく日本古来言霊学に深く関心を抱いていた。言霊とは、コトパ(言・語・字・声・音・韻・気・息をふくむ)に宿るものと信じられてきたところの霊威、およびその妙用(はたらき)をいう。
残心(ざんしん)
投げた後、相手の反撃に注意する心構えと反撃にただちに対応できる身構えのこと
臍下丹田(せいかたんでん)
臍の下10cm位の所、下丹田、中心
転身(てんしん)
受けの攻撃線を横にかわし、その足を軸に回転して受けと同一方向を向く体さばき
振魂の行(ふりたまのぎょう)
左手を上にして両手を十字に組んで臍の所で動かす神道の行で、気を強める禊法
正勝(まさかつ)
心に正しき義をもって不義なるものに勝つべき信念のこと
問合い(まあい)
相手との距離と位置の関係をいい、自分の体の特徴を考慮して、攻めるに易く、護るに固い位置を占めるようにし、相手を攻防のいずれの場合も、勝手が悪い位置に立たすようにするのが理想的な問合いのとり方である。
右手温存(みぎておんぞん)
武人の心得として利き手である右手を温存する習慣がある。たとえば、座礼で右手を遅れて出す場合などに見られる。
目付け(めつけ)
視線を一点にとどめることなく、相手の全体を力まずに見ること。相手の意思を目の動きや光でいち早く知る。
スミキリ
比喩で説明すれば、独楽が高速回転をしているとき、外見上は静止しているように見えて、実は触れるものを弾き飛ばす状態ということです。